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第9回
「UJIターン就職
  について」
近年自分のふるさとに戻ったり、都市出身者だが田舎に住みたいと思う人々が増えている。また、故郷近くの都市に移り住む動きも多くなってきている。
「健康に暮らしたい」とか、「子どもを田舎で育てたい」という、せいぜい中年層や、「老後を田舎で暮したい」と考える初老の夫婦に広がっている。価値観の変化から都会暮らしより田舎の暮らしのほうが魅力を感じるという若者の世代も増えている。



ふるさとって、ステキ

ドクター、今年のお正月はどうされるのですか?
   
コンサルタントに休息はないのですっ!今日も悩んでいる誰かのためにプランを・・・・っ!
   
先生・・・・・・・少し休んだ方が(笑)ところで、毎年私はふるさとに帰るのですが、やっぱり田舎っていいですよね。落ち着くというかのんびり出来るというか。
   
都会に暮らしている人たちの中にも「ふるさとに帰りたい」「田舎で暮らしたい」って方が大勢いらっしゃいますね。という訳で今回は「Uターン・Iターン就職」について勉強しましょう。
 

Dr.ジョブー
Dr.ジョブー
人事・労務コンサルタント。スタッフ5名の会社経営、35歳。「職場を元気にする!」をモットーに日々転職、就職の相談にのっている。
ナンデモキクミ
ナンデモキクミ
サービス業に従事するOL、30歳独身。仕事にヤリガイを感じつつも、シングル状態を焦り始めている。
 
キーワード解説
UJIターンとは
人々が就職や転職などに際して、生活の本拠を大都市圏から地方に移すこと。その字形から地方回避のそれぞれのタイプを表すが、いずれも大都市から地方への転出を意味するため、「大都市住民の地方回避」ともいわれる。



ウジ、それともイジュウ??

ネットでUターンと調べると一緒にUJIターンとかIJUターンとか出てきました。ドクター、これってなんです??
   
Uターン・Iターン・Jターンを一括りにした呼び方なんですよ。それぞれの意味はというと・・・・
Uターン
出身地から地域外へ進学や就職して都会に出た後、出身地に戻ること。
Jターン
出身地から地域外へ進学や就職して都会に出た後、出身地の近隣地域に戻ること。
Iターン
出身地にかかわらず、住みたい地域を選択し移り住むこと。
UターンやJターンの多くは親元やふるさとに戻りたい願いからの行動に対してIターンは親元とは全く無関係の見知らぬ土地へ移ろうとする行動です。

UJIとIJUは文字の並びが違うだけでの意味は同じです。国土交通省ではUJIターンと呼んでいますが、「IJU」とローマ字読み「移住」をかけて移住ターンと読んでいる自治体もあるようですね。
また、福島県では「Fターン」、秋田県では「Aターン」と独自の名称を設けるなどして、積極的に支援を進めていて、呼び方は違えどたくさんの地域で今進められています。
   
スローライフを考える人が昔に比べて増えていますものね。TVや雑誌などのメディアでも田舎暮らしの特集とか多い気がします。
   
そうですね。そういった風潮もあって最近では「田舎で働いてみたい」という都会に住む若者が急増しています。あくせくした都会の暮らしから自然志向、人間性快復を願う人が増えているほか、都会人の中での価値観の大きな変化が現れてきているようにも思えますね。
   


 


高齢者雇用安定法と継続雇用

まずは職探し・情報収集ということですが、どんなところに行けば得られるのでしょうか?
   
オンラインを駆使して情報を効果的に収集しましょう。人材バンクや自治体・ハローワークを利用するのが良さそうですね。
  • 全国ネットワークの人材バンクを利用する。
  • 求人情報誌(地方版)、新聞などの求人欄をマメにチェック。
  • ハローワークではオンラインを通じて、全国各地の求人情報を入手できる。
  • 自治体のUIターン窓口を利用する。(自治体のホームページに地域の求人が紹介されているケースは多い)
  • 全国の主要都市にある人材紹介会社を利用する。技術職や専門職などのUターン人材に限って、20代、30代の求人も扱っていることがある。
  • 各県事務所の窓口にて情報収集
注意して頂きたいのは皆さんが考えている以上に、UJIターン就職は時間が掛かる場合が多いです。企業情報を調べるところから、面接のスケジュール〜内定、住まい探しまでを考慮すると一般的に7ヵ月程度はかかると見込んでおいた方がよいでしょう。
   
ドクター、商工会議所のホームページを見ると全国の企業説明会のスケジュールが載っていますよ!これも使えそうですね。
   
キクミさん、よくできました。商工会議所の企業説明会では採用担当の他、その会社の幹部が出席するケースも多いのですよ。その場で「事実上の一次面接」が行われることもあります。詳細な話も聞けることが多いので、納得できるものにできるチャンスですね。ただし、最低でも一回以上は現地に赴き面接を受けることになるでしょう。二次面接になると企業側が負担するケースも多いですので、交通費負担を軽くできる場合もあります。
   
あとは、その地域の情報収集かしら?IターンやJターンだと見知らぬ土地での生活になりますものね。
   
その地域の生活環境や町の様子に関する情報は、各自治体のWEBサイトで入手可能ですし、ユースハローワークでは大阪にいながら全国各地のUターン相談が受けられます。
・Uターンセンター等大阪事務所一覧http://www.osaka-rodo.go.jp/hw/youth/u-turn/u-cen.htm


また、「まちむら交流きこう(都市農山漁村交流活性化機構)」では全国各地の市町村が主催する「ふるさと体験ツアー」を始め、農林漁業体験情報、地方との交流情報が得られます。
・まちむら交流きこう(http://www.kouryu.or.jp/


やはり、企業との面接と同じく、周辺地域を一度は直接見て回ることになるでしょう。その地域の人々の暮らしぶりや風土を肌で感じることは大切ですからね。



 

まとめ 2007年問題は人材投資にも大影響…!

TV番組の影響もあって、なんとなく田舎暮らしっていうと「自然が豊か」「心にゆとりのある生活」「大きなお家が格安で手に入る!」「物価が安くて安心!」なぁんて、夢のようなイメージを描いてしまいがちなのですが、現実にはやっぱり離れた地方に就職するとなると、お金も労力もかかりますね。でも夢を実現させるためにはそれなりの覚悟も必要ということなんですね。
   
大切なのは、自分の希望条件を整理することです。勤務地、仕事内容、給与、待遇、環境など、すべてを望むのではなく、自分が一番大切にしたい条件は何か。優先順位をつけることから始めてみて下さい。
かつて、田舎から都会へとたくさんの若者が夢や期待や不安を持って移り住んだように、今は都会から田舎へと様々な夢や期待を持って移り住もうという時代なのかもしれないですね。


 
補足説明
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